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The Lady Is A Tramp [曲の備忘録 ~スタンダード]

アルバム「Ella in Berlin」で、エラがとても快活に歌うこの曲を聴いて、歌いたくなりました。

【曲名】 The Lady Is A Tramp (1937年)
- Music by Richard Rodgers
- Lyrics by Lorenz Hart



【曲について】

この作詞・作曲コンビは、Blue Moonも作ってますね。
彼らはミュージカルの曲をたくさん作っていました。
この曲は「Babes in Arms」というミュージカルのために作られたもの。同じミュージカルの有名な曲に「My Funny Valentine」もあります。

さて、この曲、難しい。 というのも、

歌い手によっては歌詞をかなーり長くしている。覚えきれない。

そして歌い手によって、第三者目線と自分目線で歌っている。
シナトラは "She's..." と歌い、エラを始めとする女性ボーカルは "I'm..."。

まあこの程度なら他の歌でもあるんだけど、何より難しいのは。

この歌詞を理解するには、これが作曲された1930年代アメリカの時代背景と風俗的文化を理解する必要があるんです。
女性解放運動が盛んだった1920~1930年代は、長かった髪をパッツンのおかっぱヘアにしたり、スカートではなくパンツをはいたり、仕事を始めたりと、社会進出しだす女性が目立ちました。
この曲では、そんな「自由に生きる女性」が、従来のニューヨーク上流社会の人々の、エチケットや流行や滑稽な慣習を、皮肉っています。そして「自由な人生で何が悪い」と歌詞にはない反抗的な意味が込められています。

例えばこんなこと。

I get too hungry, for dinner at eight
I like the theater, but never come late


訳)
夕飯が8時じゃお腹すいちゃうわ。
劇場は好きだけど、遅れて行ったりはしない。


当時は、夜食を遅くに食べたり、劇場にあえて遅れて行って目立つのが好きな人もいたようで、それを皮肉っている。こんな感じのシニカルな歌詞が延々続きます。


曲全体の意味はこんな感じ。

私は夜食を遅く食べたり、あえて劇場に遅れて行ったりはしない。
私は毛皮や真珠で着飾ってハーレムに行ったり、
女の子たちと誰かの悪口を言ったりはしない。
でもそうしてると(社交界の人々と違う行動をとっていると)、
「あれはふしだらな女だ」って言われるの。

私は自由な風を肌に感じるのが好き。
何も気にしない人生。
お金なんかないけど、それがどうかした?
誰が何て言おうと、自由気ままに生きるのよ!



ちょっと、ミュージカルの「CHICAGO」を彷彿させます。
椎名林檎がボーカルのグループ「東京事変」でも、「その淑女ふしだらにつき」というタイトルでカバーしています。

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macogy

The Lady Is A Trampはシナトラが歌ってたので知ってました。I Won't Danceなんかもいいですね。ミュージカル系の曲なんですか。じゃぁ歌詞を理解してないと、曲のよさはわかりませんね。ひさしぶりにシナトラやエラを聞きたくなりました。
by macogy (2009-07-20 14:38) 

TOMOX

エラが歌うこの曲が気に入って、何度もリピートして聴いていたのですが、どうも何が言いたいのか意味が分からなかったので、いろいろ調べてみました。
シナトラが「夜の豹」という映画で、リタ・ヘイワースに向けて歌ったシーンも有名なようですね。

by TOMOX (2009-07-20 23:07) 

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